櫻木政司郎さんにインタビュー
相模鉄道入社後、常務取締役、相鉄興業社長を歴任され、現在一般財団法人富丘会理事長をされている櫻木政司郎さんにインタビューを行いました。
Q1審査員としてYBCに参加する学生に期待することは何ですか?
A
学校の授業が受け身の形で進められる中にあって、YBCは自ら進んで考えることが必要です。
まず自分たちの構想にどれだけ仲間と協力して神経を集中し考え抜いたかに期待しています。
そして発表は自分たちの構想を人に伝え、理解してもらうことになりますので、自分たちの言葉でのプレゼン内容にも期待しています。
Q2組織づくりをするうえで心がけていたことは何ですか?
A
自身が人事にいたこともあり、組織が活性化するには社員が気持ち良く働けることが大切だと考えていました。
組織の完成形はないと思いますが、当時人事制度の構築に尽力しました。
そこで痛感したのは、いくら制度を作ってもきちんと運用されなければ、絵に描いた餅になるということです。
やはり制度を運用するのは人です。
いつも人事として社員の皆さんに制度の必要性を理解していただき少しでも納得していただけるよう努力することを心がけていました。
Q3コロナ禍で変化の多い現代社会で今後求められる力とは何だとお考えですか?
A
人生100年時代を迎えると言われています。コロナ禍に限らず今後は自分磨きが大切です。
大学を卒業してからも学ぶ姿勢を保つ継続力が必要です。
そして人との繋がりが仕事でも生き方でも非常に大事ですので、発信力と受容力が必要です。
また今後皆さんにはいろいろな意味でチャンスがあると思います。そのチャンスを見逃さないアンテナと勇気が必要です。
そしてその際少しぐらい失敗してもへこたれない強いメンタルも必要です。
(インタビュアー:都築詩音・向後佑里子)